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地域のこと

弓ヶ浜の祭り。

前夜祭を入れると、10月31日19時頃~11月3日深夜2時頃まで、48時間以上もぶっ通しで弓ヶ浜のお祭りでした。

南伊豆町の中でも湊区(弓ヶ浜エリア)のお祭りは、非常にタフな祭りで有名です。

僕は、ここで生まれ育っていないので、今年で3年目のお祭りの参加となりました。

祭りを引退した30・40代ほどの男性陣で「若宮会」という名の的屋会を運営していて、僕もそのメンバーにさせてもらっています。

僕の担当は気がつけば、毎年、「焼きそば」。キャベツと人参をひたすら切って準備をし、的屋が開いている間は、ずっとビール片手に焼きそばを焼いたり、パックに詰めたり、「もう当分焼きそばは食べたくないなぁ・・・」という状態になります。

20141104

このお祭りで一番の恐るべし出来事ことは、ほぼ皆無に等しいくらい太鼓を叩いたことのない僕に、先輩が突然拡声器で「大太鼓、堀くん!」と名指して呼ばれることです。恥をかきながら、中高生がくすくす笑いながら、太鼓を精一杯叩く訳です。ですが、皆、拍手をしてくれたり、「よぉ!」と声を掛けてくれたり・・・。「はぁ、終わったぁ」と思いきや、「堀くん、今度は神楽ね!」って、神楽も3回ほど参戦させて頂きました。

ビールをぐいぐい飲みながら、「堀くん、いいか。太鼓と言うのはなぁ、強く叩けば良いって訳じゃないんだよ。俺の場合は右手で軽く叩いて、左手でドン!と強く叩く。姿勢も腰を下げて低く・・・」などと延々と太鼓の話が続くのですが、不思議と次はもっと上手く叩けるようになりたいと思ってしまうのです。

毎年このお祭りに参加して思うことは、この土地に生まれ育った人たちは、この土地への愛着心が本当に強いということです。しいては、日本文化をとても愛しているということです。

朝から晩までずっとお酒を飲みながら、酔っぱらいながら、大声を出しながら、この日ばかりは大盛り上がりをするのです。

ここ湊区の子ども達は、幼稚園&小学生は山車を引っ張ったり、子ども神輿を担いだりします。

中学生&高校生&大学生&社会人(35歳くらいまで)の人たちが祭りのメインとなり、中学生&高校生は、1ヶ月以上も前から(18時~21時くらいまで)毎晩太鼓の練習をするのです。

僕らのような移住者の家族がこういった田舎町で上手に生活していくには、こういった地域の祭りに参加する意義は非常に大きいですし、こういう経験を通して自分が住んでいる弓ヶ浜の歴史などを知ることができる大変良い機会だと思っています。

祭りというのは、終わってしまえば、あっという間の48時間。

「あぁ、もう冬が来るなぁ」とか、「あぁ、寂しいなぁ」とか、「もっと祭りをやっていたかったなぁ」などと思うのは、僕だけではないようです。もちろん、少しホッともするのですが。

その内、自分の息子たちも祭りに参加をし、太鼓を叩く訳で、来年は中高校生に交じって、太鼓の練習から参加しようと思っています。

親父が叩けないんじゃ、カッコ悪いですからね。

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