先週の湘南・都内の出張の際に、以前、記事としてもご紹介をしました「子どもへのまなざし」という児童精神科医の佐々木正美著の本を一気に読みました。
この本を読みながら、「ああ、家族皆に会いたいなぁ」と1泊2日の出張ですら、そう思ってしまいました笑。
佐々木先生は、本の中で、こう語っていました。
◎育児とはひたすら待つということ。
◎幼児期は彼らの要望に愛をもってできる限り多く応えてあげるということ。
◎小学校時代は質よりも量の友達関係を。幅広く、どんな子とも仲良くなれる術を学ぶということ。
◎中学・高校時代はアイデンティティを確立し、自分と気の合う仲間をつくるということ。
そんなことが書いてありました。
うんちを一人でできるようになる練習方法として、無理やり、トイレに連れて行って、「さあ、しなさい!」というようなことはせずに、子ども達の様子をただただ観察し、彼らのタイミング、彼らの行為を尊重し、できるまで、何度でも繰り返すということが大切です・・・といったようなことが、例を挙げて、いくつも紹介されていました。
そして、僕は300ページ以上にもなるこの本を読んでいて、「こういった子育てに関する本を、果たしてどれくらいの日本人の男性、旦那が読むんだろうな?」という漠然とした疑問を持っていました。
「きっと、お母さんでもこういった専門書を読む人がそんなに多くないのに、男性ではもっともっと少ないのだろうな」・・・と思いました。
僕は、仕事上、小学生を預かり、冒険合宿というのを年間を通して実施していますし、親子を対象にエコツアーも実施しています。ですから、こういった本を読むと、間接的に色々と勉強にもなりますし、とにかく、『人が好き』というシンプルな理由でこういった専門書を読んでいます。
このような本に出会うと、親になれたという当たり前のようで当たり前ではないことに感謝をし、子ども達が甘えてくれる今の時期だからこそ、瞬間瞬間を目一杯触れ合い、このような本を読み、自分たちの育児にプラスしていくということが、男であれ、大切だと思っています。