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健康知識

ストレスを減らす一番の近道は、からだの調子を整えること

GW明けは、新しい人間関係や環境によって疲れが出やすい頃。コロナも5類に移行したことにより、働き方にも変化がみられ、よりストレスがかかってきています。今年の「5月病」は1.5倍になっているそうです。できることなら常にストレスをためずに元気に過ごしたいものです。

病気の原因は心のバランスの乱れ

「病気」はいきなりなるものではなく、段階を追ってつくられます。たとえば胃潰瘍は胃壁が削れて穴があく病気ですが、いきなりそうなるわけではなく、症状としてはっきり現れる前から見えないところで異常が起きています。

まずストレスによって心のバランスが崩れると同時に、自律神経のバランスが崩れます。自律神経はからだのすべての機能をコントロールしているので、自律神経の不調が続けば検査値や形の異常が起きて「病気」として現れてくるのです。 自律神経のバランスの乱れによって、頭痛や胃が痛くなったり、便秘や下痢になったり、うつなど心の病にもなります。

若い女性では喉の不調を訴える方も多く、喉にできものがあるような違和感から診察に来る方がいますが、喉に形の異常は見つかりません。それなのになぜ違和感を感じるかといえば喉の機能がうまく働かなくなっているからです。何かを飲み込もうとしてうまくいかなかったとき、もう一度ちゃんと飲み込もうとすると緊張してうまく飲み込みにくくなくなります。普段は無意識にうまくできていることも、意識すると緊張して喉が動きにくくなってしまうのです。

遠足前に眠れないのもこうした神経の緊張によるものです。症状がストレスによるものだと気付いて原因を取り除ければいいのですが、気付かずに放置すれば悪化し、「病気」と診断される状態にまでなってしまう場合もあるので注意が必要です。

ストレスはがんの原因にも。軽視せずにしっかりケアを

乳がんは左右どちらか一方にできますが、どちらにできるかで原因の傾向があるといわれています。これはあくまで統計上のデータですが、右側の乳がんは家庭内の問題など日常的で長期的なストレスが継続し、ストレスに無自覚の場合が多いといわれています。

一方、左側の乳がんは、ある特定の時期、明らかに仕事が忙しく、大きなストレスを自覚している場合が多い傾向にあります。 手術治療では患部となる乳腺の一部だけを切除する部分切除術が行われることが増えていますが、手術が無事うまく済んでも、また同じストレスがかかれば残っている乳腺に負担がかかって再発してしまいます。右側の乳がんの場合はストレスの自覚がなく、原因を取り除こうとしないので再発率は高くなります。ストレスを軽視せずにきちんと見ていくことは、健康を保つためにとても大切なことなのです。

からだを整えれば心も整って
ストレスが減る

健康に過ごすためには、いかにストレスを減らしていくかが重要です。その方法には以下の3つが考えられます。

❶ ストレス要因から距離を置く
❷ 心をコントロールする
❸ からだの調子を整える

❶が一番手っ取り早い方法です。ストレス要因が仕事なら、休職するのもいいでしょう。人間関係がストレスとなることも多いものですが、とくに職場では、いやな人と会うのを避けることができません。いやな人と一緒に仕事をしなければならないなら、他の人に間に入ってもらうとか、報告はメールですませるなど、できる限りの対策をとることが大切です。

❷は時間がかかります。物事をネガティブに捉えてしまいがちな人が急にポジティブになろうとしても難しいものですが、長期的に整えていくことは可能です。相手のよいところを見ようとすることはとても有効です。

❸は一番現実的で必ず効果の出る方法です。たとえば頼まれごとで、元気なら笑ってできることも、疲れているときは「なんで今?」「自分でやればいいのに」などと不満が出やすくなります。疲れているとストレスに感じることが増え、普段なら言われても気にならないちょっとした一言にも、イライラしてしまうことがあるのです。つまり、「からだが元気なら、ストレスも減る」ということ。これは当たり前のようですが最も気付きにくく、ないがしろにされがちです。

しっかり睡眠をとって
ストレスを毎日リセット!

からだの調子を整えるためには、まず栄養バランスのとれた食事をきちんととること。そして夜は睡眠をしっかりとることです。人は睡眠中に細胞を修復し、頭の中を整理してからだの調子を整えています。眠ることで多くのストレスが解消されるのです。

たとえば、一晩の睡眠で解消できるストレス量を「10」とします。一晩ぐっすり眠れば翌朝にはストレスが「0」になります。もしストレスが「11」たまったら、一晩眠っても「1」は翌日に持ち越されます。

このストレスの持ち越しをしないように調整する工夫が必要です。 ストレスがたまると、夜、暴飲暴食をしがちですが、アルコールを飲めば睡眠の質が悪くなり翌朝に疲れが残ってしまいます。飲みに行けば愚痴も言えるのでストレス解消になりそうに思えますが、逆に疲れをためる原因になってしまいます。疲れたなと感じたら早めに帰って適度に食事をとり、よい睡眠をしっかりとることが一番です。

そして朝には深呼吸をしましょう。呼吸をゆっくりすることで神経が落ちついて自律神経が整います。 心とからだはつながっています。そのつながりを意識してセルフケアを心がけ、ストレスに負けない生活習慣をつくっていきましょう。

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