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健康知識

本物の「デジタルウェルネス」を知る

デジタル化が急速に進む中、テクノロジーは心やカラダにどう影響をあたえるのか?
また私たちは、どう付き合っていけばよいのでしょうか?

デジタルテクノロジーとの向き合い方を考える

デジタルウェルネスとは「デジタルテクノロジーを使う人が、今の状態よりウェルビーイングな状態に近づくための実践法」を指します。

新型コロナウイルス感染拡大により、私たちの生活様式は一変しました。当たり前が変わってきている今、テクノロジーとの向き合い方も変えていかないといけません。デジタル時代に合ったマインドセットが必要です。

では、今よりもウェルビーイングな状態に近づくために何ができるのでしょうか。心の健康はカラダの健康や仕事の質、人間関係などが大きく影響します。一人ひとりにとってのいい実践方法を見直すことが、結果として心の健康につながっていきます。まず私たちの今の状態がどうなのかを一緒に考えていきましょう。

オン・オフの入れ替えを意識する

オンライン化が急速に進んだことでリモートワークの需要も増えました。PCに向き合う時間が今まで以上に増えた方、多いのではないでしょうか。朝起きたらPCを開き、夜寝る前までスマホを眺めている…。何となくよくないとは思っても、心やカラダにどんな影響を及ぼすのかイメージが付きにくいと思います。

実際にカラダにどのような影響があるのか、イラストにまとめてみました。

リモートワーク以外にも、気軽にオンラインでイベントに参加できるようになったことで、仕事以外の時間にもPCに向き合う時間が増えました。気づかないうちに何時間も同じ姿勢で過ごしていた…ということもあるでしょう。

今までは通勤や友人などと出かけることでカラダを動かすことができ、オン・オフの切り替えができていました。しかしリモートワークだとそれが叶いません。では、どうすればいいでしょうか。

例えば、朝きちんと着替えてからPCを開いてみる。窓を開けたり外に出たりして、カラダを動かしてみる。そんな風に意識するだけでも変化が起きます。

またオンラインが続いている場合は、少し休憩時間をとってみましょう。イベントに参加しているときに画面オフにして、たまにカラダを動かしてみるのもいいかもしれません。

意識せず何となく過ごすのではなく、オン、オフの切り替えや定期的な休憩などを意識することで、PCの前での過ごし方が変わります。自分の現状を知ったうえで「どうすればいいのか」を考えるようにしましょう。

目の前の大切な作業や時間に集中する

皆さんはPCやスマホの通知をどうされていますか? 仕事しているとき、イベントに参加しているとき、PCの右側に通知が飛ぶようになっていませんか? 実は私たちは、気づかないうちにさまざまなSNSツールに意識を奪われています。

資料を作成したり、レポートを書いたりしているときにメールの通知が来たとしましょう。通知に意識がいき、そのままメールの返信を始める方もいると思います。他のものに注意がそれても、目の前の作業に戻れば100%意識が戻るように感じますが、実際は意識が戻るまでに時間がかかります。私たち人間は、マルチタスクをできるようになっていないのです。

これはコミュニケーションにも影響がでます。Zoomなどオンラインで会議や講義をするとき、心ここにあらず…という方を見かけたことはありませんか?  SNSをのぞいたりメールの返信をしたりと、PCやスマホの中には誘惑がたくさんあります。目の前の大切な作業や時間に集中するためには、音がなる通知やアイコンで通知が飛ぶようになっている設定をミュートにするなど、対策を心掛けましょう。

もう一つ覚えておきたいのは、動画やコミュニケーションツールは無料で使えるわけではありません。私たちはお金の代わりに注意を払っています。動画サービスやゲームのアプリでも、WEBサイトでも広告がついているものが多くあります。

本当に必要かどうかわからないけど、広告を見てつい買ってしまったという体験が一度はあるのではないでしょうか。 調査によるとグーグルやアップル、フェイスブックといった会社の広告収入は99兆円にものぼるそうです。デジタルテクノロジーは私たちの生活をより便利にしてくれますが、一方でこうしたデメリットもあります。自分の意志で自分の時間をどう使うのかを、改めて考えてみてください。

コミュニケーションの変容

オンラインでのコミュニケーションはまだ始まったばかり。自分の顔を2時間以上も見ているのは異常です。それだけでストレスがかかるのに、相手の声が聞き取りにくかったり、画面と顔の距離が近くて威圧感を抱いたりと、表情や声などの情報が自分自身に与える影響は思っている以上に大きいです。

そういったストレスを減らすためにも、ぜひツールはうまく使えるようになりましょう。セルフビューを非表示にしたり、事前にスピーカー・マイクのテストを行ったり、自分にできることから始めてみてください。

またお互いに顔の位置や声の聞こえ方などを確認することで、心地よいコミュニケーションを探ることも大切です。リアルでもオンラインでも大切なのは相手への思いやりです。大切な話をするときほど、意識してみてください。もし周りにオンラインコミュニケーションが心地よいと感じる人や話し上手な人がいる場合は、何をしているのか観察してみるのもよいかもしれません。

変わったのはコミュニケーションのとり方だけではありません。あり方も変容しています。例えば大学の講義では、休み時間に隣に座った人と雑談を通して仲良くなることができました。しかしオンラインでは目的がはっきりしているために、参加者の人となりを知る機会がほとんどありません。相手のことがわからない状態でコミュニケーションをとり続けるのはストレスにも繋がります。

そこで、会議や講義の時間内に雑談テーマを設け、少人数で話す時間を作ってみてはいかがでしょうか。1人ワークや少人数ワークなど、全体で話す以外の時間を作ることでどんな人がその場に参加しているのかが見え、参加意欲も変わってきます。あえてバーチャル背景ではなくリアルな背景にすることで、そこから趣味や好きなものが近しい人と話すきっかけにも繋がります。オンラインだからこそ、リアルの人となりが見える工夫をしてみましょう。

心とカラダはつながっている

小さなストレスは、それ単体で見ると大したことがないように思いますが、積み重なっていくといつの間にか病気で倒れてしまったり、心が折れてしまったりすることもあります。睡眠時間が少ないと頭が回らないのと同じで、ストレスは私たちの心やカラダを蝕んでいきます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、強制的に自粛を促され選べないことが増えてきています。そこにリモートワークのような新しい働き方が重なり、家の時間と仕事の時間を切り分けられなかったり、所得が下がり金銭的な不安が大きくなったりと新たなストレスの負荷がかかっています。

大切なのは心とカラダを整えることです。生活様式が一変した今、何が自分にとって大切なのかを改めて見つめなおすよい時期です。今まで以上に自分のカラダの状態を意識し、自分の時間を何に使うのかを考え、自分にとってのデジタルテクノロジーとの付き合い方を整えてみてください。

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