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地域のこと

放射能のこと(「小さき声のカノン」の作品を観て)。

1ヶ月ほど前に環境関連の会社で働く知人から、DVDのサンプルを頂きました。

鎌仲ひとみさんが監督を務めた「小さき声のカノン」という作品です。

何でも、僕に「作品を観てもらいたい」、そして、「感想を頂きたい」という、何とも名誉あるお話しで、「喜んでご協力いたします」とお返事をしました。

同封されていましたチラシから以下抜粋します。

◎『六ヶ所村ラプソディー』『ミツバチの羽音と地球の回転』の鎌仲ひとみ監督最新作。
◎福島―チェルノブイリ 国境を越えて「被ばく」から子どもを守る 母たちのドキュメンタリー。
◎はじめはみんな、泣き虫なフツーのお母さんだった。
◎かつてチェルノブイリ原発事故を経験したベラルーシでは、子どもたちに何が起きたのか。お母さんたちはどうやって子どもを守ろうとしたのか?
◎福島とチェルノブイリとの時間差は25年、今なおその影響が続いていることは、実は知られていない。日本のお母さんたちと同様、不安を抱いたお母さんたちが大きな声に流されることなく、直感にしたがって子どもたちを守る道を探し続けている。

20150108-2

この作品を見て驚いたことは、東京都に暮らす方達も北海道へ「保養」に出掛けているという事実。

※保養とは・・・放射能汚染のない地域で安全な食べ物を摂るなどして暮らすことで、体内の放射能が排出され、傷ついた遺伝子が修復されるスピードが上がること(特に子どもはその修復のスピードが速いことが分かっています。ですが、ゼロにすることは不可能で、”限りなくゼロに近づける”、”下げる”ということが主な目的になっています)。

まさか、東京までは・・・と思っている方が大半だと思いますが、実はそうではないのが現実です。

もちろん、僕が暮らす伊豆半島にも放射能物質は日々降り注いでいます。

そして、福島の二本松市で、スコップと測定器を持って、日々除染作業と格闘しながら、色々な場所から無償で送られてくる食べ物を近所の人たちで分け合い、助け合い、涙し合い、時には都内に出て、集会などに参加したりと、福島の地で懸命に暮らす人たちもいます。

全くの草の根の活動で、国や行政に頼りたくても頼ることもできずに、「ハハレンジャー」というグループをつくり、子を持つお母さんたちが一生懸命に真摯に福島の地でしっかりと暮らしているのです。

小学校までの通学路の途中で測定器を使ってあちこちの汚染濃度を測り、「ここの草地が異常に高い!」となれば、お母さんたちがマスク姿でスコップ片手に集まり、一生懸命に土を掘り返し、測定器で測り、土嚢袋に土を入れ、その理由を近所の人たちに説明し・・・と、それでも笑顔で活動をしているのです。

そして、原発事故から25年経った今でも年に1回以上、海外へ「保養」へ出掛けるベラルーシの人々がいました。それも世代を2世代またいでいるのです。つまり、放射能の被害に合ったお母さんがいて、その娘がいて、その娘さんが様々な自然治癒での治療を続けているのです。「私は身体が元々弱いけど、別に何も思っていない」とか、「僕(7才くらい)は、骨が生まれつき弱いから骨折を5回したよ」など。

また、福島に暮らしていて、他県へ移住した方が言っていたのは、「鼻から信じられないほどの大量の鼻血が出て、さすがにまずいと思いました」、「うちの子は走るのがそんなに速い訳では無かったのですが、運動会で1位になったのです。理由を聞いたら、うちの子を含め、多くの子たちの足の骨が痛み、皆、ほとんど走れない状態だったのです」と。

上に挙げた情報は、全てこの作品の中から僕が受け取った真実です。

一般的な新聞、ラジオ、テレビなどのメディアでは決して知ることのできない、たくさんの信じられる情報がこの作品には詰まっていました。

そして、僕は、以下のような感想を寄稿させて頂きました。

『メディアも政治も経済も裏の社会で複雑に絡み合って、全く真実が見えてこない今のこの世の中で、「この情報だけは信じられる」「この情報こそ、本当に国民が知りたかった情報だ」と思えた、とても真摯で温かい映像でした。』※感想をこちらに掲載して頂きました。

日本人なら、この原発問題に対して、真剣に取り組む義務が国民全員にあると思っています。

星の数ほどの情報の中から、本物の情報を引き寄せ、それを自分のフィルターを通して感じて、そして、自分なりに正しいと思う事を一心に実行する。

そういうことが、今、日本人に最も求められているのだと思います。

福島で暮らすことも、東京で暮らすことも、沖縄で暮らすことも、海外で暮らすことも、それは全て自分が決めた選択です。

食べ物についても同じです。全て放射能汚染されているか否かの試験をした野菜やお米を食べるのか、全て海外のものを食べるのか、それとも、できる範囲で対応していくのか・・・なども自分で(夫婦で、家族で)1つずつ決めていかなくてはいけません。

ならば、そのそれぞれの地で、できる限りのことを共に手をつなぎ、草の根でやっていきましょう。

それしかありませんし、僕はそれしかできません。

もちろん、希望を持って、愛をもって、継続するのです。

最後に・・・この作品を観たい方は、二つの方法があります。1つは既に上映予定の決まっている場所に足を運んで観るという方法。もう一つは、観たい方を少人数でも集め、自宅やカフェなどで自主上映をする(その際に上映権付きのDVDを購入するか、一人あたり400円程度のお金を皆さんから頂けば、上映ができます)。詳細はこちらになります。

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