先日、夏のバタバタのちょっとした時間を見つけて、南伊豆町長を囲む座談会のような会合に参加させていただきました。
要は、今年の4月から就任した町長のお話しを直接聞きたいということと、そこに集まる方がどんな質問や意見をするのかな?というのが参加した理由です。
※一番左の方が南伊豆町長の梅本さんです。
※この日、集まったのは移住者の方を中心に30代、40代の方が10名ほど
まず、南伊豆町はいわゆる田舎町で、人口は9,100名くらい。
以下の南伊豆町のデータによれば、何と、60歳以上の方が50%以上を占めています。
http://www.town.minamiizu.shizuoka.jp/docs/2013052000018/
そして、町長の話をまとめれば、町が困っているのは、高齢者のこと、医療のこと。
この2点です。この問題をどうにかしていかないと・・・と。
今後、高齢者がどんどん増えていく中で、介護、医療のことをどうやって乗り越えて行かなくてはならないのか?・・・と。
そして、そこに関わるお金の事も。
例えば、南伊豆に小さなお医者さんはあります。ですが、総合病院のような大きなものは無く、そのような病院は、隣の下田市まで行く必要があります。
我が家からは車で15分くらいです。
ですが、そこの病院の先生も、そんなに腕が良い先生は残念ながらいないと言います。
要は、こんな田舎に優秀なお医者さんは誰も来てくれないと。
※お給料などが低いなどがその理由のようです
では、どこまで行けば?
伊豆半島のちょうど真ん中に位置する@修善寺にある順天堂の病院まで行かないと・・・と。
我が家からそこまで車で片道2時間弱掛かります。
そして、話は道路の話へと。
現状の道では、とにかく、沼津方面(街)まで出るのに時間が掛かるから、もっと近道をつくらないと!と。
それで、もう50年も前から言われているのが、伊豆縦貫道です。
これを町長は、1年でも早く実現するべきだと言っていました。
そして、そこへ高齢者の方を含め、大きな病気の方をできるだけ早く移送することが大切です・・・と。
さて、僕の意見としましては、このロジックは実に当たり前であること。実に昔的であるということ。町長の話を数日考えて、僕はそう思いました。
高齢者が多い、医者がいない、病院がない、お金がない・・・。
県を頼る、国を頼る、こちらの要望が後手後手に回り、企業ベースで事が進む。
結果、時間が掛かり、こちらの要望以外のことも聞かないと事が進まなくなる。
そんなネガティブなイメージが浮かびました。
発想の転換が必要だと思うので。
高齢者が多い、医者がいない、病院がない、お金がない・・・。
ここに繋がる「何か」「起爆剤」を持って来て化学反応を起こせば良いのだと思うのです。
逆に・・・
高齢者が多いことでのメリットは?
お医者さんがいないことでのメリットは?
病院がないことでのメリットは?
お金がないことでのメリットは?
道路がないことでのメリットは?
という感じで。
当たり前のことですが、南伊豆は伊豆半島の中でも格段に自然が残る素晴らしい場所です。
それは、上記のデメリットがメリットとして働いた証拠だと思うのです。
きっと、今、南伊豆に住む高齢者の方たちは、その自然を大切に守ってきたのだと思うのです。
そして、そんな自然環境に惚れ込んで、ここへ移住してきたのが、僕らの様な人たちです。
ならば、その方たちと会い、話し、自然のことを教えて頂きたいと思うのです。
それを僕ら世代など、まだまだ動ける元気のある世代が、アクションすれば良いと思うのです。
やっぱり、僕の構想は、「南伊豆を環境首都にする!」
これが、地域の活性、皆のハッピーにつながると思うのです。
皆さん、いかがでしょうか?