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旅のこと

正にパラダイス。

さて、ノニファームの仕事も段々と慣れてきた頃(約1週間ほど)、段々とハワイ島の情報が集まってきました。

何やら、もっとサーフィンができる農場、農園があるという情報を掴みました。

そこのオーナーもバリバリのサーファーで、サーフポイントからも非常に近く、1日最低1時間働けば寝る場所は確保できるという好条件!

早速、そこのオーナーに電話を入れると、「ノープロブレム!ウェルカ~ム!」ということで、そちらのファームに移動をすることにしました。

そこの農園はまだ開発中で、これから、ここにパパイヤを植えて、ヤギを飼って、トイレはここで、水道はこれから引くなんて、そんなタイミングでしたが、僕は一発でここが気に入りました。

とにかくオーナーであるエドがとても陽気なおじさんで、何もかも、めちゃくちゃなんです。いっつもポジティブで人が大好きで動物が大好きで、サーフィンが大好きで。いつもせわしなく動き回っていました。

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昔の奥さんが日本人だったということもあって、日本語が少しだけできるんですが、彼も日本人が大好きなんですね。

だから、初日から最後まで、ずっと僕のことをとても可愛がってくれたし、彼の息子さんが素晴らしいボディボーダーで、これまた凄い人でした。サーフポイントにも、ファームから徒歩20分くらいで行けるのですが、そこの海がとにかく最高なんです。

亀と一緒にサーフィンするなんていうのはしょっちゅうのことで、沖で鯨が潮を吹いていたりなんてことも数回ありました。

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そして、マウナケアという山が今でも活火山なので、その影響で海水が温かくなっている場所(プールの様な場所)があり、まるで温泉みたいに温かいのです。そこに浸かりながら、「さて、今日はどの辺でサーフィンしようかな?」とか、「今日はどんなサーフィンをしようかな?」などと考えたり、ぼーっとしたりするのが素晴らしくて。

・・・ということで、僕はここにしばらくお世話になることに決めました。

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そこに当時集まっていたボランティアスタッフは僕を入れ、常に15人くらい。

アメリカ人、ドイツ人、フランス人、ネパール人、カナダ人、それと日本人は僕一人という何とも多国籍なメンバー。

働きたい時に働き、食べたい時に食べ、サーフィンしたい時にサーフィンをする。

食材は皆で持ち寄りました。

僕は基本的に米が好きだから米をいつも持っていて、他のメンバーは山から天然のアボカド、パッションフルーツ、パパイヤ、パンの実、ランブータン、ナッツ類など、フルーツやら野菜やらを収穫してきたり、たまに誰かがビールを買ってきたりすると、もうすぐに無くなったりして笑。

料理当番なども特にルールは無く、「たくさん作るから一緒にどう?」という感じで、常にそこにはシェアの精神があり、もう本当に皆素晴らしい人たちばかりでした。

皆が好き勝手に振る舞い、オリジナルで、それでも、調和が保たれている・・・そんな空間がとても心地良かったです。

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僕の寝床は使われなくなったトレーラーハウスの中で、そこにボロボロのベットが一つあり、その上に寝袋を敷いて寝ていました。

屋根があるので、雨には困りませんでしたが、ゴキブリが100匹はいましたね(ゲ!って感じですよね)。

夜になると、そいつらが、飛ぶは、飛ぶは、もう凄いの何の。最初は夜な夜なヘッドライトを付けて、ビーサンの裏でバシバシ叩き殺していましたが、そのうち面倒臭くなってきて、素手でやってましたね。殺すと手にこびり付くので、はたくという感じでやっていました。そして、もう3日もすると慣れました。

そうして、朝日と共に僕が起床すると、大体起きているメンバーはいつも一緒。

一人の女性は自分がつくった石ころの中に座り込み、朝日に向かってヨガをやっているのです。そして、もう一人は物静かな男性が温かいお茶を入れ、ハンモックの中で本で読んでいるのです。

大体、朝はいつもそんな感じでした。

そして、僕も三番目に起きて、紅茶を一杯飲み、バナナやらパパイヤやら何かしらのフルーツを口にふくみ、サーフボードとタッパー(上半身だけのウェットスーツ)を持って、海まで歩いて行くのでした。

つづく。

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