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腸活

ウイルスに勝つために今だからこそ知りたい “腸のはなし”

免疫力向上や健康のキーワードとして注目を集めている“腸活”。腸は第二の脳とも言われるほど 重要な臓器のひとつで、健康にも美容にも大きな影響を及ぼすことがわかっています。
そこで今回は、腸内環境を整える“腸活”について詳しく解説します。

腸が健康を左右する!? 〝腸活〟に取り組むメリットとは

口に入れた食べ物が、肛門から便として排泄されるまでの通り道のことを消化管と呼びます。口から食道、胃、腸を通って肛門に至るその全長はおよそ9メートルもあり、その大部分を占めるのが腸。腸は大きく小腸と大腸に分けられ、小腸は食べ物を消化し栄養素を吸収する役割、大腸は消化吸収された後の不要な老廃物や毒素を便として排泄する役割を担っています。

加えて腸にはもう一つ、細菌やウイルスなどの病原体の侵入を感知して排除する防護壁としての役割も。体内の免疫細胞の半分以上が腸に集まっており、「人体最大の免疫器官」とも呼ばれます。

つまり私たちが生きていくために必要な栄養素を体内に吸収するのも、外敵の侵入から身を守るのも腸だということ。腸はまさに、私たちの健康の要。腸が正常に働いていることこそが、からだ全体の健康にも繋がっているのです。

腸の中には多種多様な腸内細菌が生息しています。その数はなんと約100兆個、種類にして1000を超えるほど。代表的な腸内細菌はその働きによって「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分類されます。それらが適度なバランスを保って腸内で共生している状態が、腸が健康であるということ。そして腸内環境を整えて元気なからだを手に入れるための活動のことを 〝腸活〟と呼ぶのです。

腸活には大きく分けて5つのメリットがあります。便秘の予防と改善、免疫力の向上、アンチエイジング効果、肥満の予防、ストレス耐性の向上。腸活に取り組むことで、からだだけではなく、心にもいい影響があるということがわかります。

では自分の腸の健康状態はどのように確かめればいいのでしょう。答えは簡単、毎日の排便の状態を確認することです。便秘や下痢はないか、悪臭のないバナナ状の便が出ているか、自分で把握しておきましょう。

現代人の腸は疲れてる? 腸の不調が招く体調不良とは

これといった原因がないのに便秘や下痢が続いたり、いつもよりおならが臭かったりするときは、腸内細菌のバランスが崩れているのかもしれません。現代の生活は腸にとっては過酷な環境。たんぱく質が多く食物繊維が不足した食生活や睡眠不足、運動不足や過度なストレスなどが腸の健康に大きな影響を与えているのです。

腸は、臓器の中で唯一、脳からの指令がなくても独立して活動することができる器官。「第二の脳」 「考える臓器」などの異名を持ち、独自の神経ネットワークを有しています。腸と脳は密接に情報を交換し、からだ全体を健康に維持するための協力体制を築いているのです。ストレスや不安を感じるとお腹が痛くなることがあるのはそれが理由です。気分の落ち込みや意欲の減退なども、腸の不調が関係していることがよくあります。

また、腸にはおよそ6割ほどの免疫細胞が集まっていると言われています。そのため腸の不調はアレルギーの原因になることも。ほかにも肌荒れや生理不順、偏頭痛など、さまざまな不調を引き起こすことがあるのです。

 

腸を元気に! 今すぐできる〝腸活〟のススメ

腸内環境を整え不調を回復するために心掛けたいのは、バランスの取れた食事と規則正しい生活、そして適度な運動です。

この3つのポイントを意識することこそが、まず始めに取り組むべき腸活の基本だと言えます。

なかでも一番大切なのは、食事の改善。腸内にいる善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を多く含む食材を毎日の食事に取り入れてみましょう。大麦などの穀物、玉ねぎや大根、ごぼうなどの野菜類や果物、わかめやこんぶなどの海藻類がおすすめです。また、キムチやヨーグルトなどの発酵食品は善玉菌そのものを摂取することができるため積極的に取り入れていきたいところ。

次に大切なのは規則正しい生活です。睡眠は特に重要。腸内細菌が活発に働くのは副交感神経が優位のときだからです。幸せホルモン〝セロトニン〟や、やる気ホルモン〝ドーパミン〟が作られるのは腸の中。これらのホルモンが不足すると心が不安定になることも。

そして3つめは適度な運動。からだを動かすことで腸に刺激を与え、活性化させるのです。

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