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腸活

腸のアンチエイジングでからだ全体を若々しく!

腸の筋力の低下と便秘が老化を促進する

年をとればからだ全体の筋力が落ちていきますが、腸も筋肉でできているので同じように筋力が低下します。すると腸が緩んで広がり、蠕動運動が衰えてしまうため、便秘になりやすくなり、おなかの筋力も低下するので、おなかが張り、便秘をさらに助長します。きちんと食べなくても腸が働かないので筋力は落ちてしまいます。 腸の筋力の低下は年をとった人だけではなく、若い人でも起きます。70歳でもフルマラソンを走れる人がいれば、30歳でも100メートル走っただけで息切れしてしまう人もいるように、筋肉は年をとってもちゃんと使ってケアしていれば老化を抑えられますし、逆に若くても酷使し過ぎたりケアしなければ衰えてしまいます。

なぜ便秘がからだによくないのかというと、食べ物のカスは便として腸内に留まることなく排泄されなければ腸内で腐って悪玉菌が増殖し、有害物質やガスを発生してしまうからです。それが腸壁から体内に吸収されると、血液などに乗ってからだ中をめぐり、細胞を汚し、肌から排泄しようと肌荒れを起こしてしまうのです。

腸内に炎症が起きて穴があいてしまうリーキガット症候群では、充分に消化されていない食事成分や有害菌が腸壁にあいた穴から体内に入り込み、細菌やウイルスに感染し、肌だけではなく内臓の調子も悪くなります。これはアトピー性皮膚炎を引き起こす原因のひとつですが、疲労感など慢性的に調子が悪い人も腸にこのような問題がある可能性が高いです。 腸は老化すると表面にある絨毛が萎縮します。絨毛は腸の表面にびっしりと張り巡らされている細かい突起で、栄養素を吸収してからだの中に取り込む役割を果たしています。絨毛が老化すると突起が浅くなり、栄養を吸収する面積が減って吸収率が悪くなります。すると消化不良で下痢になりやすくなったり、たくさん食べている割にからだの栄養バランスが悪くなったりしてしまいます。

腸壁には無数にひだがあり、そのひだの一つひとつに絨毛がびっしりと張り巡らされています。

現代人の腸はフル回転。老化スピードが早まっている

現代人は過食や不摂生な食生活によって腸が常にフル回転しているため、老化のスピードが早くなっています。始終食べ物が詰め込まれれば休む暇もなく消化作業に追われ、本来の寿命をまっとうできないままダウンしてしまいます。 現代人はおなかがすいていなくても食事をし、食べるものも腸の粘膜にダメージを与えるような脂っこいものが多いので気をつけたいですね。

腸も老化することを自覚し、「野菜を多めにして脂っこいものは控える」「昼食べ過ぎたら夜は軽めにする」「調子が悪ければ消化の悪いものは食べない」など、そのときどき腸の調子をみて調整するといいでしょう。薬の飲み過ぎも腸にはよくないのでできるだけ控えたいですね。胃薬を飲むと胃酸が減るので、微生物や細菌が胃酸にやられず腸の奥まで入ってきやすくなって、腸内環境を崩す原因にもなります。

腸は肌とひとつながり
肌の調子は腸内環境を表す

さて、ここで質問です。おなかの中は、からだの外側でしょうか。それとも内側だと思いますか? 腸はからだの中にあるので、内側だと思いがちですが、実は外側です。口から食道、胃、腸、肛門まで、人のからだには1本の管が通っていますが、管の空間は、からだの外側です。

管の粘膜はからだの表面にある肌とひとつながりで一体になっていると捉えると、肌の状態が腸内の状態を表すというのもわかりやすいと思います。腸の絨毛をすべて伸ばすとテニスコート1.5面分にもなりますが、これは皮膚の200倍くらいの広さです。腸内を整えれば、その一部である皮膚も整うというわけです。また、皮膚が生成されるのはからだの内側なので、皮膚をつくる栄養素をしっかり届けるために腸の働きが重要になります。

日々の暮らしで腸を整えよう

腸を整えるポイントは、食事の見直し、便秘改善、呼吸改善、姿勢改善があります。食事では食物繊維の多いものや、和食、発酵食品などを中心にするといいでしょう。便秘の改善には腹式呼吸がおすすめです。

腹式呼吸をすると横隔膜が10〜20センチメートルほど上下しますが、それによって腸が押されて内側からマッサージされ、便が出やすくなります。姿勢が悪ければ腸が押しつぶされて消化が悪くもなるので注意したいところです。できるだけ温かいものを取るようにして、おなかを冷やさないように心がけたいですね。

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