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「はなちゃんのみそ汁」(著者/安武信吾さん)という
タイトルの本を一気に読みました。

これ、奥さんが図書館の新書コーナーから何となく手に取った本。

僕も何かで知っていて、興味もありましたし、
読み終わった奥さんからのお勧めもあって、読んでみました。

内容は、ノンフィクションで、色々なことが赤裸々に書かれています。

涙なしでは読めませんが、そこには僕らにとっても大変ためになるメッセージが
たくさん詰まった素敵な本でした。

20130525

内容は・・・
慌ただしい生活をしていた幸せな毎日の中で、
奥さん(当時は婚約者)の胸のしこりが野球ボールくらいのサイズにまで膨れ上がり、
病院に行ったら、「あなたは乳癌です」と。

それから、癌細胞が広がらないようにと乳房を切断。

そして、彼らは、「玄米と味噌汁」という食生活に出会います。

いつ死ぬか分からないと思った奥さんは、
自分の小さな娘さんに生きる力を必死で伝えます。

それは、自分で朝起きて、自分で幼稚園の準備をし、花に水をやり、
散歩をし、自分で朝ごはんをつくるということ。

順調に行っていた生活も、腎臓に癌が転移し、それでも、一生懸命、
自然療法で処方を施すも、途中で挫折し、ホルモン剤などを使用しました。

自然療法の世界では大変著名な方たちと物凄いスピードで繋がり、
手を取り、色々なアドバイスをもらいつつも、
ブラックジャック先生と呼んでいた方と
「君たちは僕との信頼関係は切れてしまった。僕はもうあなた方に何もできません」
と言い放たれ、100万円の入った封筒も帰り道の雨と旦那さんの泣きじゃくった
涙と鼻水で体も心もぐちゃぐちゃになり、もうできることが無くなってしまい・・・

そして、奥さんは天国に逝ってしまったのです。

そういう実話です。

僕ら夫婦は、とてもアトピーに似ているなと思ったのです。
もちろん、アトピーで命を落とすことは無いのですが、
ちょっとしたストレスなどが自分には見えない肉体や心を傷つけ、
振り出しに戻ってしまうと。

そして、九州の新聞記者でもある旦那さんは、色々な人に出会い、
色々な癌に関する書籍を読み漁り、一つの答えを見出したのです。

それは、「自らが自分の病気を治したいという力=自然治癒力
を高めていくことがとっても大切である」ということを。

ここが、僕が読んでいて一番グッときたところです。

要は、お医者さんの言いなりになっていても、
お医者さんが病気を治すのではなく、
自分が病気を治すのだということです。

自分でお医者さんも選択し、何を食べ、いつ寝て、いつ起きて、
誰と会話をし、明日にどんなビジョンを描き生きていくのか?

そういうことの重要性をこの本から僕は見つけたような気がしています。

これからの時代、放射能だけでなく、色々な目には見えない病気も
たくさん出てくるのだと思います。ですが、自分の生き方をキチンと直視しながら、
真面目に生活すること、これこそが本当に大切な時代になってくるのだと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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