衣類に静電気が発生した際に使う柔軟剤の選び方について教えてください。

柔軟剤を選ぶ際には、できるだけ香りがないものをお選びいただくことをオススメします。

理由は、ほぼ100%の割合で、柔軟剤に入っている”香り成分”が高残香性の合成香料(化学物質)であるからです。

このことが原因で、衣服に香りが多く残り、電車・バスなどの中で気持ちが悪くなる方が多くいたりなど、色々な場所で人的な問題が出てきています。

現在、一般的に市販されている柔軟剤の問題は、主成分が植物由来のものではないことに加え、全成分が衣類に残ってしまうことです。これが原因で、肌の弱い方などに痒みなどの症状が出てきたりもします。

また、柔軟剤を使用する前に、一度、薬局などでも市販されている”クエン酸”をお試しください。

クエン酸は植物を原料にした自然のもので、身体に害は一切ありません。
無害で、舐めても大丈夫なものなので、赤ちゃんのいるご家庭でも安心して使用できます。
工業用のものよりも食品添加物に指定されたものが不純物が少なく安心です。
クエン酸は洗濯物をより柔らかく仕上げてくれます(洗濯時の使用方法はこちらをご覧ください)。

静電気に関しては、柔軟剤の中に”帯電防止剤”というものが入っていまして、その正体は”陽イオン”の界面活性剤になります。帯電防止剤は、洗浄効果は無く、電気を貯めにくくするだけでなく、殺菌と衣類の滑らかさを出す働きをする成分になります。

衣服には電気を貯めやすいものと、そうでもないものがあります。
麻素材や皮膚は、中性に近いです。
プラス側の電気を溜めやすいバチパチ素材の代表格はウール。
その真逆、マイナス側のバチパチ素材は、完全防水のカッパとかに使われる塩化ビニールなどです。

さて、洗浄もできない界面活性剤を帯電防止として使用しているする理由は、衣類に界面活性剤を残して、空気中の水分をかき集めて放電させる役割と言えます。

乾燥によって、より静電気が起こりやすくなるので、【水分を集めれば良い!】ということになります。

つまり界面活性剤でなくとも、霧吹きで数時間置きに適度に濡らしておいても良いですし、濯ぎの時にクエン酸+グリセリン(石鹸に自然に含まれるちょっとそれだけではベトベトする保湿成分で、日本薬局方より出ていてドラッグストアで手に入るもの)を適宜入れて回すとか、10~20倍に薄めて、干す時にスプレーする手法もあります。

やり方は、

「水:500ml、クエン酸:60g、グリセリン:大さじ1」

を混ぜた手作り柔軟剤を1回あたり30ml程度入れて濯ぐか、干す際にスプレーします。

しかし、静電気を発生する様な着用法を避けることが一番シンプルで有効的でしょう。
例えば、ナイロンのストッキング+ポリエステルのスカートなどは、最悪の組み合わせです。
中間にシルクなどの素材を挟むなどの方法を取るなどするしか、解決策は無いでしょう。

肌の弱い方などは、ボディソープや石けんも控えめに、電気を通しにくくする肌から出てくる油分も大切にしてください。
肌の弱い方などは、肌から出てくる油分も電気を通しにくくする大切な要素ですから、ボディソープや石鹸も控えめにすると良いと思います。

室内では、加湿器も有効です。

蛇足かも知れませんが、電気を貯めやすい体質の方もいるようです。
体内を弱アルカリ性にするための工夫も、健康法として取り組まれてはいかがでしょうか?こちらです。

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