おそうじ学校講師養成講座第2回目。

3月1日に横浜のUmiのいえにて、おそうじ学校講師養成講座第2回目が開催されました。

スローヴィレッジの洗剤担当堀が今回も張り切って参加をしてきました。

このおそうじ学校認定講師で講師を務めてくださっているのが、おそうじひとしずくのくろちゃん。

「クマさん」、「ベイマックス」などというニックネームも持っている朗らかで体の大きな方です^^。

くろちゃん自身、以前は、某ハウスクリーニングメーカーに勤務していて、マスクとゴーグルを身に付けながら、1日に3軒のおそうじをこなしていたようです。その後、その会社を6年で退職し、自然農のコミュニティに入ったことがキッカケで「半農半X」という形で徐々にクリーニング関係の仕事を自分なりにスタートし、ハウスクリーニングメーカーで日々感じていた矛盾を払拭し、マスク+ゴーグルを使わず、重曹をメインとした安全で安心なナチュラルクリーニングを生み出しました。

そんなくろちゃんの理念は以下。

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お客様のお家をおそうじで神聖な空間に変えます

お客様の家に感謝してお客様の幸せを願いながらおそうじします

環境負荷の少ない洗剤を使うことで自分にも人にも地球にも優しいおそうじをします

おそうじで自分とお客様の心の塵と垢を落とします

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さて、くろちゃんのおそうじ談義がこれまたとても勉強になったので、そちらも箇条書きで書いておきます。

・お掃除をすることでその場所が清潔になり、そこに神が宿る
・お掃除の「除」→「阜」→「ハシゴ」→「かみはしご(神が降りてくるはしご)」
・箒には神が宿ると昔からいわれていて、それが産神様
・箒をまたぐと良い子が生まれてこない→女性は箒をまたいではいけない
・箒には「魔を払う」という意味もあり、よく漫画などで怒っているお母さんが箒を片手にしているシーンはその理由から
・雑巾のことを、昔は浄巾(じょうきん)と呼んでいた

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さて、ここからは日常のお掃除に役立つ情報を掲載いたします。

「汚れ」と呼ばれているものは全て、”酸性”と”アルカリ性”の汚れに分かれます。

【酸性の汚れと落とす方法とは?】
→油汚れ、生ごみから出たぬめり、身体から出る汚れ、タバコのヤニなど
→お湯で温めることで油を浮かし、そこからお掃除をする

【アルカリ性の汚れと落とす方法とは?】
→水アカ、石鹸カスなど
→着いたら中々汚れを落とすことができないので予防が大切。特にゴムパッキンのところなどは、日頃よりキレイにしておくこと。

次に、お掃除の補助剤として非常に役に立つ”重曹”、”過炭酸ナトリウム”、”クエン酸”について。

【重曹】
・炭酸水素ナトリウム、重炭酸ソーダ、ベーキングソーダなどとも呼ばれる
・PH:8.2の弱アルカリ性
・40度以上の温度で効果を発揮する
・「食」にも使われるので安全性が高い
・自然界にも存在するものなので環境負荷が低い
・一定量以上入れても効果は変わらない
・鉄のお掃除は変色してしまうので×
重曹ペーストの作り方/All:重曹=6プッシュ:大さじ1杯(45g)
★重曹水の作り方/40度ほどのお湯:重曹=2リットル:大さじ1杯(45g)

【過炭酸ナトリウム】
・酸素系漂白剤とも呼ばれる
・PH:10~11のアルカリ性
・50~60度以上で効果を発揮する
・酸素を発生し、発泡作用があるので、衣服や食器の漂白にオススメ
・洗濯槽のお掃除、排水溝の除菌や消臭にも有効
・鉄のお掃除は変色してしまうので×

【クエン酸】
・PH:2.1の酸性
・水アカや石鹸カスの汚れ落とし、シンク・蛇口・鏡・尿石を落とす際にオススメ
★クエン酸水の作り方/水:クエン酸=250ml:小さじ1~2

※”セスキ炭酸ソーダ”と”アルカリウォッシュ”は、重曹と過炭酸ナトリウムが混ざったものです

【アルカリ性の汚れは予防が大切な3つの理由】

1.水の中に入っている”塩素”が原因で水アカが付くから
2.水が残っていて、更に温度や湿気が高いことでカビが発生する
3.石鹸カスや人間の脂が栄養となりカビが発生する

【まとめ】

★お湯で緩ませてからお掃除をスタートする!
★窓拭きにしても、トイレ掃除にしても基本は上~下へ!
★日頃の予防(水分を拭き取る、換気、石鹸カスを落とすなど)が大切!

本当に勉強になりました。

引き続き、初心に帰って、おそうじ学校講師養成講座の受講を継続しつつ、レポートしていきます^^。

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