SDGs de 洗剤学校(午後の部)@世田谷区のレポート

さて、午後は、大人バージョンです。

大人バージョンは、洗剤とは?といった初歩的な話から、洗濯用洗剤「All things in Nature」の特長などのお話しもいくつかの実験と併せて実施させていただきました。

例えば、

・世の中の洗剤は、石鹸洗剤と合成洗剤に分かれ、洗濯用洗剤「All things in Nature」(以下、オール)は合成洗剤にあたる
・合成洗剤と呼ばれる所以は、成分に界面活性剤が入っているから
・界面活性剤の種類は、石油由来のものと、植物由来のものに分かれ、オールは植物由来100%の界面活性剤を使用している
・界面活性剤の量にも注目すると、オールは16%、多いものだと60%以上のものもある
・オールが目指しているのは、”できるだけ少ない水”+”できるだけ少ない洗剤”で洗濯やお掃除全般をして欲しいということ
・そうすることで、水や植物の資源を守り、輸送の際の二酸化炭素や排気ガスの抑制にもつながる
・そして、「油汚れ+水+オール」の3種が混ざった排水を、できるだけ早く生分解することが大切だと考えている

そんなお話しもさせていただきました。

オールは、どの汚れに対しても原液だけを使うのではなく、
3つの種類の濃度のモノを用意して欲しい…ということもお伝えしました。

1.原液
2.4倍の水で希釈したスプレー(”しっかりスプレー”と呼んでいます)
3.15倍の水で希釈したスプレー(”すっきりスプレー”と呼んでいます)

原液は、普段のお洗濯、サーフィンなどで使うウェットスーツのお洗濯に。
しっかりスプレーは、ガスコンロ周り、換気扇、お風呂、トイレ、洗車などに。
すっきりスプレーは、食器用、拭き掃除(窓・フローリング・テーブル)などに。

大切なのは、いくら環境に良い洗剤だからといって、じゃんじゃん使って欲しく無いということ。
そして、汚れの種類や大きさに応じて、水で薄めて、ケチケチと使って欲しい…ということをお伝えしました。

それを効果的に見せる実験として、お皿に油性マジックで描いた黒丸を、①オールの原液、②15倍の水で薄めた”すっきりスプレー”の2つで比較してもらった際、原液よりも、ほぼ水の”すっきりスプレー”の方が簡単に落ちる様子をその場で実際に確認してもらいました。

ひと通りの僕からのお話しの後、オールの長年の愛用者であり、今回のイベントの発起人でもある”Whole Foodマイスター”の資格を所持する徳永さんに”持続可能な食”についてのお話しをいただき、持続可能な漁業で捕獲された魚を使った軽食を参加者全員でいただきました。

やはり、大人は、ちょっとでも食べ物が出ると、話もはずみ、顔も笑顔になりますね。
とっても美味しい軽食でした^^。

最後にお皿に付いた油を新聞紙ナプキンで拭き取り、すっきりスプレーを2回ほど吹きかけ、皆でお皿をキレイにしました。

「これを家族皆がやってくれたら、主婦も楽(らく)でしょう~!」って。

講座の最後に、たくさんの質問も出て、世田谷区の皆さんの環境への意識の高さを実感しました。何でも、近くに多摩川が流れているということもあり、「その多摩川がいつまでもキレイであって欲しい」…という素晴らしい考えを皆さんがお持ちのようでした(定期的に多摩川の清掃活動などもあるようです)。

主催者であり、多摩美術大学の講師を務める田中さんをはじめ、当日、集まってくださった大人や子ども達と一緒に駅近くのふたごビールで交流会を開催していただき、たくさんの素敵な仲間ができました。

やはり、同じ想いを抱く人たちと交流をし、繋がれること…それが何よりも財産だと改めて感じました。

今後も、この@世田谷区での洗剤学校は継続的に開催していくことになりそうですので、その際には、こちらでも詳細を告知できればと思っております。

今回、ご参加してくださった皆様、そして、主催をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

世田谷区の皆様、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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