大学を卒業して、いわゆるIT系のサラリーマンをやっている頃、同じ職場の人間に騙されたことがありました。
その時に僕は、その人のことを最初憎んでいたのですが、段々とそうじゃなくて、騙された自分のせいだと思うようになりました。
そんな頃ですね・・・「実家暮らしをやめて、キチンと一人立ちするためにも一人暮らしをしないと!」と決断したのは。
その時、24歳でした。
決して早くはない『自立』というやつですね。
それから、自分のやりたいことを真剣に、とても真剣に探し始めました。
そして、辿り着いた答えは『サーフィン』でした。
僕が目指したのは、プロサーファーではなく、自分たちの遊び場である海を大切にするサーファー。
1年間、来る日も来る日も、同じビーチ、同じ時間で、一人で海のゴミ拾いを続けました。
そして、昨日キレイにしたビーチも翌日にはゴミだらけだったりして。
それでも、1年間、ほぼ毎日ゴミ拾いを続けました。
その1年の間に、僕は変わりました。
だってね、誰も声を掛けてくれないんです。
もちろん、数人はいました。でも、片手程度かな。
だから、「僕から声を掛けてみよう」とか、「こうしたらもっと一緒にやってくれるかな」とか、「他の人たちはどうやって海をきれいにしているんだろう」などと思い、色々なそういった類の会に参加をしたり、環境系の大学の夜間コースの説明会に参加したりしました。
その時に、我慢とか、忍耐とか、人目を気にしないとか、継続するとか、根性とか、挫折とか、恥とか、1人とか、1人の限界とかを知り、僕は『自分の中に眠っていた自分』を見つけたような気がました。
それからは、自分のペースで、やりたいことを一生懸命にやっています。
人間、不思議なもので、一生懸命やっていると、一生懸命やっている人同士がどんどん繋がるんですよね。
そして、助け合うんですよね。
Keep on Surfing!
今も昔も大好きな言葉です。
僕、南伊豆でこんな仕事しています(こちら)。