素人なりに、色々と調べ、人から意見を聞き、経験を重ね、漆喰を塗るコツのようなものが分かってきましたので、漆喰を塗る際のステップを事細かくご紹介します。
まず、漆喰の壁にしたい壁紙を剥がします(下地がモルタルの箇所は簡単に剥がせますが、下地がベニヤの場合はそうはいきません。そんな時はハガシ剤やお使いの洗剤を水で薄めたモノ、もしくは水だけのものをスプレーしてから2分ほどおいて剥がしてみてください。そうすると簡単に剥がれるようになります)。
次に、ベニヤの箇所には、シーラーと呼ばれるペンキのようなものを薄く塗っていきます。ベニヤを含め、木の箇所には、これを塗らないと、漆喰が付着してくれません。
次に、木(ベニヤを含む)の箇所で元々表面に凹んだ部分がある箇所や、壁紙を剥がす際に下地を傷つけてしまった場所などは、丁寧にこーキングして、表面を平らにします。
次に、漆喰を塗る面の隣に木の部分があるような箇所は、マスキングテープなどでしっかりと養生します。漆喰が2mm程度塗り重ねられることを想定して、その厚み分をキープして、マスキングします。
次に、床などをしっかりと養生しましょう。ビニールと養生テープがセットになったものがホームセンターなどで売っていますので、それがとても便利です。
これでようやく準備が終了。ようやく漆喰です。我が家の場合はコストを抑えるため、また、漆喰を塗る面がかなりたくさんあったので、『はい漆喰(20㎏で3,360円)』と呼ばれるものに水を混ぜてその都度練るようにしました(ミキサーは友達からお借りし、ガソリンスタンドからオイル缶20リットルをいくつかいただきました)。
初めから練ってあるものもありますが、値段は倍以上します。練る際の固さの目安は、山芋をすってベトベトになる感じよりも少し水が多めくらい。分かるかな?柔らかいと、塗り易く、スピードは増しますが、薄くしか塗れないとか漆喰が壁に付着してくれないなどとなります。逆に固いと、塗る際に物凄く力も要りますし、スピードも落ちますが、漆喰に厚みを付けて塗ることができるので、下地をしっかりと隠してくれます。
最初は薄く塗り、1日以上時間をおいて、キチンと乾いたのを確認してから、2度塗りをして、完成!
完成すると、ま~陽の光が入ると、その辺りはパッと明るくなりますし、触り心地も何とも言えないナチュラルな感じがたりません。
我が家の漆喰塗り、後40%といったところです。
最後まで楽しみたいと思います。