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アマゾンの聖なる森の薬木樹液「コパイバ マリマリ」

『コパイバ マリマリ』の魅力について、販売者である株式会社サポートジャングルクラブ代表取締役社長の吉野 朝さんに詳しくお話をうかがいしました!

アマゾンの先住民が “森の女神” と呼ぶ大樹

世界最古にして最大の熱帯雨林、アマゾン。その総面積は日本国土の20倍に達し、独特な植生物の宝庫であり豊かな生態系を形成しています。そしてこの森には、古来から「インディオ」と呼ばれる先住民族やその末裔たちが暮らしています。

病院や薬局が存在しない森で彼らの命を繋ぐものは、現在確認されているものだけでも8000種に及ぶ薬用植物と、先祖代々継承してきた「知恵」でした。なかでも、「シャーマン」と呼ばれる伝統療法医によって、あらゆるこころやカラダの不調に用いられ、古くからインディオによって“森の女神”と呼ばれ重宝されてきたマメ科の大樹のオイル(樹液)。それが『コパイバ マリマリ(※以下、マリマリ)』です。

“女神の聖木”と崇められているコパイバ マリマリの樹木

『コパイバ マリマリ』とは

南米大陸には、現在確認されているだけでも35種類を超えるコパイバが自生しています。ある種類のコパイバは建材用の「ニス」として使われたり、また他のある種は防虫剤の原料として売り買いされたり。そんなコパイバの中でも、古来より人々が不調に陥った際に飲んだり、塗ったりすることで数多のインディオの命を救ってきた品種がマリマリ。奥アマゾンに伝わる、こんな昔話があります。

『その昔、まだ部族間の争いが絶えなかった頃。矢傷を負ったインディオの青年が森に逃げ込み当てもなく彷徨っていると、目の前に光り輝く大樹が現れた。よく見ると、その大樹の周りに多くの野生動物が集まり、樹液を舐めたり、樹に体を擦りつけている。青年は動物に習い樹液を傷口に塗りこみ、樹に寄りかかり一晩を明かした。翌朝、目を覚ますと体中の傷はすっかり癒え、青年は仲間が待つ村に無事辿り着くことができた。』

1万年にも亘りインディオを救ってきたマリマリが、現地で“聖木”や“女神”と呼ばれることも頷けます。現代においても、マリマリは南米各地において“メディカル・ハーブ”として様々な医療現場で民間薬として取り扱われていますが、その流通量はごく僅かなものです。マリマリはコパイバの中でも一番の希少種であり、ジャングルの中で見つけ出すことが大変難しく、見つけたインディオはその場所を仲間や家族にだけひっそりと教え、地場で消費されるケースが殆ど。そのため滅多に市場に姿を見せません。他品種のコパイバに大豆油を混ぜ、マリマリに色味を似せた「ミストラード」と呼ばれるニセモノを売る人もいるほどです。

毎年、私もアマゾンに赴きインディオと共に森を歩き回り、仲間から教わったエリアを散策していますが、昨年は7日間密林を探し回って、見つけることが出来たマリマリの樹は1本だけ。この1本の樹の幹に、慎重に小指ほどの直径の穿孔を空け、インディオの風習に習い樹を労わりながら僅かな樹液を採取しました。

私たちの仕事は、森や生態系に負荷を掛けず継続可能なカタチを取っていますから、1本の樹から1ℓ以上の樹液を摂ることはありません。奥アマゾンでインディオの家系で代々継承されてきた、昔ながらの仕事といえます。オイルを頂いた後は穿孔に挿し木で蓋をし、また樹が十分に樹液を蓄えるまで待ちます。

奥アマゾン インディオの暮らし

アマゾンのインディオにとって、マリマリは無くてはならない『守り神』のような樹なのですね。とても興味深いです。ところで、吉野さんご自身もアマゾンに行かれるのですね。現地で暮らしていた時期もあったとか。

はい、私にとってとても馴染深い場所です。両親に連れられ初めて南米・アマゾンを訪れたのは1992年、私が5歳の頃でした。当時、父は農産物の生産と販売を一貫して行うオーガニック農業を営んでいました。そんな中、ご縁あってブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連環境開発会議、通称「地球サミット」に参加する機会をいただきまして。そこで期せずして、同じ時期に森林保全を訴えるために会議場に集まったインディオ達と出会ったのです。

父は、彼らの哲学や信念に強く惹かれ一念発起し、帰国して早々私たち家族に「これからアマゾンにお引越しします」と宣言しまして(笑)。それから直ぐに一家で移住し5年間ほどアマゾンの森の中にある集落でインディオと共に暮らしていました。もちろん電気もガスも水道もない暮らしでしたが、やはり子供ですから順応は早かったように思います。ですが健康面では辛いことが多く、アマゾンと聞けば、大蛇やピラニアなど凶暴な生物のイメージが先行しがちですよね。確かにそれらも恐ろしいですが、我が家が最も悩まされたのは、一年中現れる蚊やダニ、ノミといった“虫”でした。

例えばピウンと呼ばれる藪蚊に刺されると、耐え難い激しい痛みと痒みに襲われます。ムクインという小さなダニは、ヒトや動物の皮膚や毛根に潜り込み水で洗っても中々取れません。これらの虫は様々な雑菌やウイルスを媒介しているので、体中の噛まれた箇所が膿んで紫色に腫れ上がり、時には高熱や下痢を引き起こします。体力はひどく落ち込み、食事も喉を通らず、一家全員寝たきりの状態が何日も続きました。当然病院も薬局もないので、自分の免疫力以外に頼るものがない状況でした。

そんなある日、村で『シャーマン』と呼ばれる男性が、ガラス瓶に入った黄金色に輝く液体を携え我が家を訪れました。彼は、ゆっくり我が家を見渡して一言。「安心しろ、マリマリが手に入ったぞ」これが、私とマリマリの初めての出会いでした。勧められるがまま、傷口に塗り込むとジュクジュクだった傷口にあっという間にカサブタができ、2、3日もするとポロリと取れ、その下には綺麗な皮膚が出来上がっていました。また毎日一滴、マリマリを飲み続けるとそれからピウンやムクインに刺されても、以前のように酷く悪化しないのです。幼いながらインディオ達はこうして強靭なからだを作っているのだと、気付かされた思い出ですね。

『コパイバ マリマリ』の使い方アレコレ

まさに我が身をもって、体験された訳ですね。壮絶な体験談に驚かされます。 日本にはピウンもムクインもいませんが、どのような時に『マリマリ』を使うことが望ましいのでしょう?

実はマリマリは虫刺されに限らず、たくさんの活用法があります。アマゾンでは「赤ん坊が生まれるとへその緒を切った箇所にマリマリを塗り、年老いて世を去る時まで使い続ける」と言われています。

ヤケドや擦り傷・切り傷は言うに及ばず、水虫やウオノメといった、足元に起こりがちなお悩み。蕁麻疹やアトピーといった炎症性の皮膚トラブルにも、用いられています。ヘルペスにお困りの方にもオススメです。

また肌に限らず粘膜のケアにも、現地では昔から信頼され使われています。喉や鼻のトラブルを抱えていらっしゃったら、是非試していただきたいものです。日本人は花粉やハウスダウトといったアレルギー性物質に悩まされている方が多いですから。いずれの場合も直接塗ったり、ご愛用の化粧水に1、2滴加えたり、飲み物に1滴入れてゴクリと飲んでいただくのも良いですね。女性の場合は、デリケートゾーンの痒みや荒れにもご活用いただけます。

マリマリを含め、コパイバは近年ブラジルをはじめ欧州や日本で研究が進み、40種類を超すファイトケミカル(=植物性化学物質)を含有し、それらが個々に抗炎症性や免疫活性を示すことが判明しました。私たちは日本で『マリマリ』をご紹介し続け今年で20年を迎えますが、今では日本国内でも多くのクリニックや歯科医院が患者様のホームケア用品として取り入れるなど、理解が深まってきたことが大変嬉しいですね。また、毎日のようにお客様から喜びの声を頂けることが大きな励みになります。

余談ですが、「不食の弁護士」として有名な秋山佳胤先生もアマゾンを訪問され、『マリマリ』の採取を体験されたと聞いています。

はい、秋山先生も過去に二度、現地に渡りジャングルの草木をかき分けながらマリマリを探し出す旅にご同行いただきました。先生には普段からマリマリをご愛用いただいていますが、マリマリを通じて自然や大地と繋がることで、心やからだの軸がしっかり整う」と仰ってくださいます。

確かに、現地でもマリマリを塗ったり飲んだり、胸いっぱいに香ることで『自分自身が森の一部になることができる』と云われます。そのため、インディオ達は深い森に踏み入る時、あらゆる生命の集合体である森から自らが“異物”と認識されないよう、マリマリを欠かさず身に纏います。

コパイバ マリマリのパワーに惹かれ、現地を訪れる秋山先生

森と暮らしを守るフェアトレード

知る人ぞ知る、という商品ですね。アマゾンのインディオ達の伝承や知恵を借りて、地球の反対側に住む日本人が恩恵を受ける、というのは何ともグローバルで壮大です。

世界中どんな所でも、良いモノ・思想は時を超えて残りますから、今まで思いも寄らなかった価値観を自分の常識にとらわれず体験してみることが大事ですよね。

一方で、どんなに良いモノも、成り立ちや仕組みによって結果的に環境や社会にとって望ましくない負荷になることもあり得ます。何事もブームや利を狙った投機の対象となれば、生態系のバランスを崩すほどの調達が行われたり、薄めたり不要なものを添加したり「あるべき姿」ではない形の商品が蔓延する原因ともなり兼ねません。これからの時代の仕事は「ヒト・モノ・時間・カネ」に加えて「環境」、これら五つがバランスよく循環して初めて成り立つように、変えてゆかなければなりません。

ある統計によると、アマゾン原生林の60%が2030年までに消失すると言われています。この環境破壊の根幹にある社会課題とは、「貧困」と「教育」です。現代では奥アマゾンにおいても貨幣経済が浸透しています。ガソリンや小麦を買うため、或いは我が子を学校に通わせるためにお金が必要ですが、これまで企業で働くことや、経済活動を前提とした教育を経験したことが無い人々はお金の稼ぎ方を知りません。

自分の名前が書けない、或いは掛け算が出来ない先住民は1カ月かけて森で働きフルーツや薬草を港町へ持ち込み、それら全てを売っても帰り道のカヌーに必要なガソリン代が稼げない、といったことが現実に起こっています。彼らの伝統や知恵には人類にとって計り知れない価値があるのに、森で暮らすことを諦め、多くのインディオ達は、仕事を求めて都市部へと去っています。

このような現状を小さな地域から変えてゆこうと、私たち株式会社サポートジャングルクラブはフェアトレードにより正当な対価をインディオ達に受け取っていただき、森に負荷を掛けず継続可能な仕事を創ることに尽力しています。また同時に、売上の一部を用いて先住民居住区に学校を建設したり、教材設備を整えたり学校運営をサポートしています。

昔から受け継がれてきた良いものが、社会や環境に良い影響を与えながら、皆さまのお手元でその役目をしっかりと果たしてゆく。そんなコパイバ マリマリを、是非お試しいただければ幸いです。私がそう感じたように、きっと気に入ると思います。

アマゾンの熱帯雨林を守る活動や先住民インディオの暮らしをサポートする活動に積極的に取り組む吉野さん

 

「コパイバマリマリ」の詳しい情報やご購入はこちらから
https://shop.slow-village.jp/products/list?category_id=56

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