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健康知識

「脳ケア」で暮らしを輝かせよう!

「からだと心」についてもっとよく知り、健康づくりをしていきたいもの。自然でホリスティックな視点を大切に、暮らしの中で手軽にできるセルフケアをご紹介します。

Q. 最近、人の名前が出てこなくなり、 「あれ、それ」という言葉が多くなりました。
「もの忘れ」を改善するには、どうしたらいいでしょうか。

A. 脳に必要な脂質などの栄養を摂り、 ワクワクすることに取り組んでみましょう。

 

ケアしなければ、脳の働きは悪くなる

若い人でも脳を充分に使わなかったり、酷使したりすれば、頭がぼーっとして「もの忘れ」しやすくなることはよくあります。脳にはものすごい量の情報が蓄積されており、10歳なら10年分の、20歳ならその倍、40歳ならまたその倍の情報量になるので、年をとればそれだけ情報を引き出すのに時間がかかるものです。

江戸時代の人の寿命は50歳といわれていますが、そう考えると40歳は若年といえません。メンテナンスしなければ、脳に不具合が出るのは当然ともいえます。今は65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」とよぶほど高齢化が進んでいますが、「まだ40代で若いから大丈夫!!」と油断せずにからだに意識を向けてほしいですね。

「もの忘れ」を改善したいなら、まず、の下記3つのポイントをチェックしてみてください。
❶脳の活動に必要な栄養が足りているか。
❷脳をきちんと働かせているか。
❸脳を酷使していないか。酷使したとしても、休養を充分に取っているか。

❶「脳の活動に必要な栄養が足りているか。」についてですが、脳はからだ全体の体積のたったの5%なのに、流れている血液量はからだ全体の15〜25%で、大量のエネルギーが必要です。脳をつくり、動かす栄養素が足りなければ、その働きは悪くなります。脳のための栄養素といっても、からだ全体をつくるベースとなる「糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル」の五大栄養素に「食物繊維、ファイトケミカル」を加えた7大栄養素をバランスよく摂ることは必須です。

それに加え「脳をつくる栄養素」としてオメガ3脂肪酸やレシチン、青魚などに含まれるDHA、EPAなどの良質な脂質と、「脳の酸化を防ぐメンテナンス系の栄養素」として抗酸化力の高いポリフェノール(ファイトケミカル)を摂るといいと思います。

実際、「頭がぼんやりする」という方は良質な脂質を摂ることで改善し、「若年性認知症では?」という不安を解消できた方もたくさんいます。集中力を高めたり、記憶や学習能力を高めたりする働きのある脳内ホルモンや神経伝達物質は腸でつくられているので、発酵食品や酵素ドリンクなどで腸内環境を整えることも大事です。

アマニ油やエゴマ油、ナッツ類などに含まれるオメガ3脂肪酸や、大豆に含まれるレシチン、青魚に含まれるDHA、EPAなどの良質な脂質、抗酸化力の高い野菜を積極的に摂りましょう。からだ全体と脳を同時に整えるには栄養素バランスのよい玄米や豆類、海藻類などがおすすめ。

 

ワクワクする時間をつくって、脳を活性化しよう!

❷の「脳をきちんと働かせているか。」❸の「脳を酷使していないか。酷使したとしても、休養を充分に取っているか。」についてですが、脳を使わなければ、退化して忘れっぽくなり、逆に使い過ぎれば、疲労したり神経伝達物質が不足したりして命令系統がうまく動かなくなり、頭がぼんやりしてしまいます。

足を例にするとわかりやすいのですが、足は使わないと筋肉が細くなり、歩き過ぎれば筋肉がつって動けなくなります。それでも歩き続ければ、やがて一歩も動けなくなってしまうでしょう。

脳でも同じことが起き、使い過ぎで働けなくなった状態が「うつ」です。現代人は感覚が鈍感になり、「疲れたら栄養と休養を取る」というあたり前のことができなくなっており、うつになる人も増えているのです。

❷の「脳をきちんと働かせているかどうか。」については、日々、五感をちゃんと使っているかを見直してみてください。

たとえば、今日の月の満ち欠けの状態や、咲いている花をパッと思い浮かべられるでしょうか。電車でも、スマホをいじりヘッドフォンを付け、感覚を閉ざしてしまっているとしたら、もったいないことです。人とのコミュニケーションや恋愛も、相手がどんな反応をするかを感じるので脳へのいい刺激になります。

子育てに追われ、自分の時間を持てない人も多いと思いますが、毎日少しでもいいから自分の時間をつくってほしいですね。母親や妻としてだけではなく、女性として生きる時間や趣味に夢中になる「ワクワクする気持ち」を大切にしていれば、「もの忘れ」も自然に解消していくのではないでしょうか。

❸の「脳を酷使していないか。酷使したとしても、休養を充分に取っているか。」も、五感がしっかり働くようになればからだの状態に敏感になるので、「疲れたら休む」というあたり前のことができるようになるはずです。脳は熟睡することによって記憶を整理しているので、睡眠はしっかり取りましょう。

通常、脳は5%程度しか働いていないといわれており、残り95%は未知の可能性を秘めています。栄養と休養を取ってメンテナンスしながら、ある程度負荷をかけて鍛えれば、「もの忘れ」の改善だけでなく、新しい可能性が開け、人生をもっと楽しめるようになりますよ。

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